札幌に観光に来たとき、ちょっと足を延ばしてみたいのが小樽です。
札幌からは電車で40-50分くらいで到着できます。
小樽の観光スポットは、小樽駅から徒歩圏内にたくさんあるので、気軽に歩いて観光することができます。
大正時代には小樽は北海道の貿易の中心地として、札幌よりも繁栄していて、当時の小樽運河には、海外からの船が多く訪れ、異国文化が広がりました。
石造りや煉瓦造りの倉庫が建ち並び、近代建築の銀行や商社などが建てられ、北のウォール街と呼ばれ栄えていました。
今でもその風景が随所に残っていて、貿易で栄えた異国情緒が漂う街並みとなっています。
近代建築、小樽運河、硝子工芸、オルゴール堂、海産物、スイーツなどのお楽しみがたくさんありますので、ぶらり徒歩で行く小樽観光のおすすめスポットを紹介します。
目次
小樽駅から歩いて行ける小樽観光スポットのご紹介

小樽駅から正面まっすぐ15分ほど歩くと小樽運河に到着します。
運河までの道程にも、小樽が繁栄していた時代の近代建築がたくさん建ち並び、小樽運河の近くには、海鮮物とスイーツの有名店やガラス細工のお店などがたくさんあります。
小樽に行ったら、絶対に訪れて欲しい、はずせない観光スポットが目白押しです。
近代建築
近代建築好きには確かにオススメできる小樽ԅ( ˘ω˘ ԅ) pic.twitter.com/Ihkdk6SCoU
— 瀬尾 (@Seo_t) April 11, 2015
北のウォール街の周りには、大正時代に建てられた、近代建築がたくさん立ち並んでいるので、近代建築めぐりをするのもおすすめです。
Twitterでご紹介された建物は、左から旧北海道拓殖銀行小樽支店、旧安田銀行小樽支店、通信電設浜ビル、三菱銀行小樽支店です。
一つ一つがとても重厚で、古いのに新しさを感じる建築物です。
おすすめポイント
特に色内1丁目から2丁目のエリアには、銀行や貿易や漁港として栄えていた頃の日本郵船小樽支店、倉庫などの近代建築がたくさんありますので、ゆっくり見て回ってほしいです。
現在も資料館やホテル、新聞社、ショップ、小樽運河ターミナなどとして使われているので、中に入って見学することもできます。
石造りや煉瓦で作られた建物は、とても美しく、大正時代に作られた事を全く感じず、現代の建築物にはない魅力がいっぱいで、私はすっかり魅了され、写真を撮り続けてしまいます。
小樽運河
【北海道】小樽運河 こんな場所でプロポーズされたかったらRT pic.twitter.com/5QTfK0HKNs
— プロポーズされたい景色 (@beautifulviewer) August 16, 2021
小樽運河は小樽観光の中心なので、小樽に来たらまずは見ておくべき場所です。
小樽運河は大正12年に完成し、小樽の繁栄を支えてきましたが、船を利用した貿易が減少し、札幌に中心地が移った事もあり、小樽運河は衰退していきました。
現在は運河としての役割はなくなり、観光地としての役割を担っています。
小樽駅からまっすぐ進むと小樽運河の中央橋に到着し、そこから浅草橋までが最大の観光スポットです。
時間帯によっても、見え方が変わり、日が差したり、曇ったり、夕日が映えたりする光景を、ベンチに座ってずっと見ていたいなと思う美しい運河です。
こんな場所でプロポーズされたら・・・と考えただけで、嬉しくなってしまいそうなシチュエーションです。
おすすめポイント
運河沿いの石畳をゆっくり歩き、見上げるとガス灯があります。
散策路の反対側には、運河に沿って赤レンガ倉庫などのレトロな倉庫群が建ち並び、運河と相まってとても情緒豊かです。
数百メートルの狭い範囲ですが、ゆっくり歩いて散歩するのがおすすめです。
浅草橋の上には映えスポットがあり、そこからの運河の眺めが最高に美しいですし、クルーズ船に乗って、運河から小樽の街並みを眺めることもできます。
船頭さんに小樽の歴史の話を聞きながら、大正時代に想いを馳せてみるのもいいですね。
夜はガス灯が灯り、倉庫がライトアップされ、幻想的な雰囲気になるので、夜のクルーズ船は最高にロマンティックでおすすめです。
堺町通り商店街
小樽堺町通り商店街 part 6#小樽 #小樽堺町通り商店街#α6000 pic.twitter.com/1xfFDXLm01
— ケンドーカノン (@kanon_msk) August 7, 2020
小樽運河を観光した後に次に必ず訪れる場所、それが堺町通り商店街です。
堺町通り商店街はただの商店街でありません。
約900メートルの商店街には、小樽の有名店が勢揃いでとても賑わっています。
北一硝子、小樽の銘菓のあまとう、ドゥーブルフロマージュで有名なルタオ、積丹で有名なふじ鮨、パンロールパンで有名なかま栄などがあります。
堺町通り商店街の最終地点は、メルヘン広場とオルゴール堂です。
おすすめポイント
いろいろなものを食べ歩きをしたり、ガラス細工や、外国人のための和のお土産物ショップなどを眺めながらぶらぶら進むのが楽しいです。
堺町通り商店街には、小さめの近代建築が立ち並んでいますが、古くからある和の木造建築もあり、バラエティーにとんでいるので、街並みを見ながら歩くのもおすすめです。
北一硝子
8月7日はお花の日🌼
みる人に元気を与えてくれるお花を、様々な技術で硝子に施した北一硝子の商品は、今日も店頭で多くのお客様との出会いを楽しみにしております😌✨
朝から小樽は夏真っ盛りという天気です!水分補給も忘れずに、どうぞ各店ごゆっくりご覧になってください🎵#北一硝子 #お花の日 pic.twitter.com/zxonWCBKvP
— 北一硝子/ kitaichiglass(公式アカウント) (@kitaichiglass) August 7, 2021
小樽は硝子の街で、たくさんのガラスショップがありますが、一番の有名店が北一硝子です。
明治時代、ニシン漁のためのブイのガラス玉や石油のランプを作っていた事からガラス作りがはじまったそうです。
堺町通り商店街とその周辺には、北一硝子関連のお店が何軒もあり、近代建築や倉庫を利用したショップは圧倒的な存在感です。
ガラス製品を販売しているショップは、北一硝子、クリスタル館、北一プラザ、3号館、調味料入れ専門店さしすせそ、酒・ワイン専門店などがあります。
その他、ヴェネチアガラス作品を展示している北一ヴェネチア美術館や、ガラス工芸の見学や体験ができる工房もあります。
おすすめポイント
北一ホール。
一番奥の席からの眺め。#僕の旅レポ #GWホッカイロ旅 pic.twitter.com/zsfAjFCKWV
— チーズささみ (@cafehopemoon) May 6, 2019
私の一番のおすすめは3号館の北一ホールのカフェで、天井が吹き抜けの開放的な空間に、たくさんのランプが灯る暖かい雰囲気のカフェです。
美しいランプの灯を見ながら、スイーツやコーヒーをいただくと、旅の疲れも忘れます。
アウトレットのお店もあり、季節商品の入れ替えや、リピート商品などが、普段よりとってもお得に手に入れることができるので、行ったときには必ず覗くようにしています。
小樽オルゴール堂
昔行った場所に、歳を重ねた後行ってみると、昔は感じられなかったことを感じることができる!
そう思うと、年齢を重ねる事も悪くないなぁ〜と思える♪
今、感じることの大切さを感じます!#北海道 #小樽 #小樽オルゴール堂 pic.twitter.com/TDfeuk65Av— みーやん道産子|旅ライター勉強中✍ (@mi_yan_tour) May 3, 2021
堺町通り商店街の終点地、メルヘン交差点にあるのが小樽オルゴール堂です。
入り口にはシンボルでもある蒸気時計があり、15分ごとに蒸気が上がり、その様子を写真に撮ろうと待ち構えている人がたくさんいます。
大正4年に建てられた近代建築の中に、かわいいオルゴールが所狭しと並び、ほぼすべての商品がオルゴールで、やさしい音色がこだましています。
オルゴール堂も堺町通り商店街の周辺に、本館、堺町店、2号館 アンティークミュージアム、手作り体験 遊工房などたくさんの店舗があります。
おすすめポイント
オルゴールが煌めいていて、遊園地のような雰囲気で、最初に訪れた時の感動は忘れないほど、幸せな気持ちにさせてくれるお店です。
写真撮影も可能で、映えのスポットがたくさんあります。
自分で好きなオルゴール曲を選んで、オリジナルのオルゴールを作ることもできるので、プレゼントにすると喜ばれる事間違いなしです。
普段雑音の中に暮らしていると、オルゴールの音色は心にしみて、ゆっくりとした時間に変わり、とても癒やされる場所なのでおすすめです。
小樽駅から歩いて行ける小樽観光で意外な穴場を紹介!

小樽といえば海鮮です。運河から200メートルくらいの場所に、寿司屋通りがあります。
寿司屋通りはちょっとお高めですが、堺町通り商店街に、安くておいしい海鮮丼のお店があります。
海鮮と同じくらい有名なのが、お菓子店です。
全国的にも有名な小樽発祥のスイーツ店が、さらに専門店に分かれ、通常店舗では購入できない商品もたくさんあります。
そしてあまり知られていないのですが、小樽はあんかけ焼きそばも有名です。
小樽で是非寄ってほしい穴場スポットを紹介します。
ポセイドン
小樽です😊
海鮮丼500円#ポセイドン#小樽ポセイ丼#海鮮丼 pic.twitter.com/RMCtrngbcl— アンバーグリス (@sasagawa_maria) March 26, 2021
おいしくて安い!海鮮丼のお店で、お昼時には行列ができています。
一番人気はお店と同じ名前がついた「ポセイ丼」で、ウニ、いくら、ホタテ、まぐろ、サーモン、エビ、カニ、トビッコなどぎっしりのっています。
2420円で、質、量ともにこの値段は破格であり、北海道新聞社主催の「これ食べたい大賞」を2年連続で受賞しているので、小樽で海鮮を食べる時には、私はいつもここを利用しています。
ワンコインで食べられる運河丼や、ホタテ、牡蠣、アワビ、エビ、カニなどの炉端焼きなど、豊富なメニューがあるのも人気の秘密です。
小樽市堺町4番9号 0134-61-1478 11:00-21:00
小樽洋菓子舗 ルタオ
小樽で話題のルタオのケーキ!
奇跡の口溶けセットと称したドゥーブルフロマージュとチーズケーキは未体験の食感と味で絶品!
そのショコラバージョンももちろん美味☺️ pic.twitter.com/G4EacXfPWE— にわとり (@kskndniwatori) July 12, 2021
チーズケーキのドゥーブルフロマージュが有名なルタオはここ小樽が本店です。
1980年に小樽の堺町通りに初出店。ドゥーブルフロマージュが爆発的に人気となり、全国規模の有名店となりました。
小樽にはルタオの店舗がたくさんあり、通常の店舗とは取り扱い商品が違い、ここのルタオでしか食べることができないという限定商品がたくさんあります。
ルタオのカフェでゆっくりいただくのもよし、食べ歩きもよし、小樽でしか味わえないルタオに出会ってください。
小樽でしか味わえない、外すことにできない、私のおすすめの専門店を2件を紹介します。
生フロマージュデニッシュ、生ドゥーブルフロマージュ風のソフトクリーム(サンクフロマージュ)を食べることができます。
小樽市堺町6番13号 0134-31-5580 9:00-18:00
ルタオのチョコレート専門店。限定のチョコソフトや、ドゥーブルフロマージュとチョコのミックス(マリアージュショコラソフト)、チョコケーキ、チョコクレープなどを食べることができます。
小樽市堺町4番19号 0134-31-4511 9:00-18:00
中華食堂 桂苑
小樽であんかけ焼きそばをご当地グルメとして推しているのも納得の逸品。都通りにある桂苑さんのあんかけ焼きそば。大盛にしても良かったかも(^'^)
SNSへの紹介の了解は得ております。 pic.twitter.com/cglCqWavG1— キハ魂 (@miseblo) August 21, 2020
あんかけ焼きそばは小樽の地元民のソウルフードです。
寒い小樽では、体をあたためるために、あんかけ焼きそばを食べていたそうで、歴史とともに大事にされてきたB級グルメです。
あんかけ焼きそばを目当に小樽に来る人もいるほどの人気です。
桂苑は、あんかけ焼きそばの草分け的名店で、地元の人が行列を作るお店で、小樽駅のそばのアーケード街にあるので、もちろん徒歩で行けますよ。
やさしい味わいで、小樽のおかあさんを感じるお店で、心まであたたかくなりますのでおすすめします。
小樽市稲穂2丁目16-14 0134-23-8155 11:00-20:30
まとめ

小樽駅から歩いて行ける、ぶらっと小樽の観光スポットを紹介しました。
小樽駅周辺は、見所の観光地がたくさんあります。
小樽運河とともに、小樽の街並みをゆっくり歩いて、大正ロマンの雰囲気漂う小樽を堪能してください。
食べてほしい穴場のおすすめ店がありすぎて、1度では食べきれないですね。
何度でも訪れて制覇してくれたら嬉しいです。

