ストリートピアノから有名になった人といえば、ポップスピアニストのハラミちゃんです。
最近ではあちこちの公共の場所にストリートピアノが設置され、そこで弾くのがブームになっていて、上手な人が弾くと人々が集まってきて、カメラを向けたりと注目されています。
ハラミちゃんのストリートピアノのレベルはどのくらい上級なのでしょうか?
感動して涙を流している人もいて、演奏者冥利につきるのではないかと思います。
経歴やピアノコンクールの受賞歴なども気になります。
今までポップスピアニストで脚光を浴びている人を知らなかったので、ピアニストは、クラッシックかバラードを弾くものだと決めつけていたかもしれません。
ハラミちゃんのストリートピアノのレベルは上級なの?これまでの経歴やピアノコンクールなどの受賞歴について紹介します。
目次
ハラミちゃんのストリートピアノのレベルは上級?
有明ガーデンにて。
初めてハラミちゃんに会って生演奏聴けた♡
YouTubeでみてる印象は身長が少し小さいイメージだったから、私より身長高くてびっくりでした!#ハラミちゃん#有明ガーデン pic.twitter.com/gRwwlBq3SL
— 春はる (@harutan431_love) July 1, 2020
ハラミちゃんは、全国のストリートピアノを回り、演奏動画をYouTubeに投稿しています。
ハラミちゃんのYouTubeチャンネル<harami_piano>では、2021年10月末で548本もの演奏動画を見ることができます。
最初に投稿されたストリートピアノ
都庁キター!! pic.twitter.com/GsxHqA26E2
— 鍵盤ぼーい (@kou__piano) November 18, 2021
ハラミちゃんのYouTubeの第1曲目は、2019年6月3日に投稿された、東京都庁の45階の南展望室に設置された、黄色に黒い水玉のグランドピアノで弾いた動画です。
ピアノは草間彌生さんがしたデザイン作品なので、草間彌生ファンにとっては、ピアノを見るだけでも価値がありそうです。
観光客が多い展望台に設置していて、誰でも自由に5分間だけ弾くことができますが、人気があり並んでいることもあります。
そこでハラミちゃんが最初に弾いたのはRADWIMPSの「前前前世」でした。
並んで待っていた一般人が、ピアノに座って「前前前世」を完璧に弾いたものですから、聞いている人達はびっくりです。
思わず足が止まる人、見入る人、撮影する人などがいて、途中からたくさんの拍手をもらっていました。
これまでにストリートピアノで演奏した楽曲の紹介
ハラミちゃんはジャンルを問わず何でも弾けるので、お客さんの層に合わせて、ポップスにしたり、演歌にしたり、海外の曲にしたり、アニメソングにしたり自由自在です。
これまで投稿された曲の一部を紹介します。
前前前世、サイレントマジョリティー、Lemon、Pretender、マリーゴールド、パプリカ、プラネタリウム、世界に1つだけの花、上を向いて歩こう、紅、forever Love,馬と鹿、赤いスイートピー、津軽海峡冬景色、川の流れのように、天城越え、涙そうそう、めざせポケットモンスター、となりのトトロ、アナと雪の女王、ルパン三世のテーマ、千本桜、残酷な天使のテーゼ、炎、紅蓮華、竈門炭治郎のうた、もののけ姫、Diamond、Make you Happy、Billie Jean HEY JUDE、 ボヘミアン・ラプソディなど、まだまだたくさんあります。
ハラミチャンの演奏を聴いた人の感想
専門的な音楽家さんの評価ではなく、あくまで一般人に聞いた感想の抜粋です。
高評価
- 絶対音感と表現力がすごい
- 一回曲を聴けば、即興で弾けるのはすごい
- 即興アレンジ力がすごい
- 特別の感性を持っていてテクニックがすこい
- 音の深みや強弱の表現が凄い
- 迫力がすごい
- 音に温かみと色があり、今までのピアニストとは違う音色を持っている
- 音色は優しくて、聞いていて心地よいです
- 疲れた時や寝る前に聞いて癒されてます。
- 力強い曲の中にも優しさを感じます。
- 感動して涙がでた
- ピアノが身近に感じる
- 人懐っこくて使いやすいキャラ
- リスナーとの距離が近い
- ピアノときちんと向き合っている
- 楽しそうで見ているだけでハッピーになり元気をもらえる
- いつもにこやかで人間的にもすばらしい
低評価
- 弾き方が雑でミスタッチが多い
- ハーモナイズが弱い
- ピアノをたたきつけるだけの演奏で聞いていて疲れる
- 乱暴な演奏に聞こえる
- 騒がれているほどの腕前ではない
- とにかく自分自分で、私ってすごいでしょと主張している
- 胡散臭くて心に響かない
- 耳コピはYouTubeに投稿している方はみんな普通にできる事
高評価にはハラミちゃんの人間性の評価も高く、演奏や技術もさることながら、人間性によってさらにプラスの評価になっていると思います。
ハラミちゃんの経歴や受賞歴を紹介!
ストリートピアノさんは恩人です#あさチャン#ハラミちゃん#今日も一日米ペースがんばろうぬ〜 pic.twitter.com/mO9hPo5kca
— ハラミちゃん@1/4武道館ワンマンLIVE (@harami_piano) October 26, 2020
ハラミちゃんの経歴についてですが、子供の頃から現在まで、ピアノとどのように歩んできたのでしょうか?
ピアノのコンクールには出場されていて、賞は受賞されていたのでしょうか?
幼稚園から中学時代
自分が生まれた日になりました。
両親に出逢えて
ピアノに出逢えて
支えてくださる方々に出逢えて
そしてお米さんに出逢えて今こうして無事誕生日を迎えられてることほんと~に感謝です。
これからもハラミ自身とハラミが関わるみんなが笑顔でいれますように。
(๑ ᴖ ᴑ ᴖ ๑) pic.twitter.com/tJ9aGs6zn1
— ハラミちゃん@1/4武道館ワンマンLIVE (@harami_piano) January 20, 2021
ハラミちゃんは、お兄さんがピアノを習っていたこともあり4歳からピアノをはじめました。
小学生の頃から将来は音楽大学に入りピアニストになると決めていて、音楽大学に入るための教育を受けていました。
学校から帰ると、宿題をした後に1日6-8時間も、寝るまでずっと練習をしていました。
ピアノの先生からは、クラシック以外は弾いてはいけないという規則を作られたこともありました。
練習が終わった後に、耳コピしてこっそりポップスを弾くのが心の癒やしでした。
この頃からすでに耳コピができていたんですね。
小学生、中学生時代に、学校で休み時間に、リクエストがありポップスの流行の曲を弾くと、友達達が集まってきて聞いてくれました。
そこでクラシックでは味わったことのな嬉しさを感じました。
ポップスならこんなに人が集まってくれて喜んでくれる事をはじめて知ったそうです。
今のハラミちゃんの原点となっているのかもしれません。
現在はポップスピアニストとしての立ち位置ですが、小さい頃からの努力の積み重ねにより、クラッシックの基礎、絶対音感や演奏技術などが身についていることがわかりました。
高校時代
ムサシコスギーー!!!!
たのしかったーー!!!!⛄️
クロミちゃんと橘高等学校吹奏楽部さんと
ステキな空間つくれたかな…?周りを見渡したら観客の方達が
マスクだけどみんな目が笑っていた音楽ってあったかい…
ほっ…あぁ…幸せ…#武蔵小杉グランツリーミニライブ pic.twitter.com/F9j0YYINnh— ハラミちゃん@1/4武道館ワンマンLIVE (@harami_piano) December 6, 2020
高校は公表されていませんが、出身高は神奈川県川崎市の橘高校だという噂です。
普通科、国際科、スポーツ科がありますが、ピアノを弾くのですからスポーツ科ではないでしょうから、普通科か国際科ですね。
2020年に橘高校の吹奏楽部とコラボ演奏したことがあり、Twitterで投稿されました。
そのためここの卒業生ではないかと噂になっています。
大学への受験のために、相当な時間、ピアノの実技トレーニングをされたと想像します。
大学時代
大学はハラミちゃんの大学は、国立音楽大学(くにたちおんがくだいがく)音楽学部演奏 創作学科 鍵盤楽器専修 ピアノ専攻です。
実技の試験がかなり難易度が高いそうです。
公表はされていませんが、後輩だと暴露してしまった武部聡志さんや、コラボしている広瀬香美さんも国立音楽大学の卒業生なので間違いないと思います。
就職
大学では周りの人々の実力が高く感じて、圧倒され自身がなくなり、ピアノを仕事にする事を諦め、一度は一般企業に就職しました。
しかし頑張りすぎて体調をくずし、休職して塞ぎ込んでしまいました。
その時、先輩が都庁のピアノへ連れ出してくれた事から運命が動き出しました。
ピアノコンクールの受賞歴
ハラミちゃんは、公表されていることが少ないため、全日本ピアノコンクールやショパンコンクールといった、ピアノのコンクールへの出場の情報はありませんでした。
小さいときから本格的にピアノを習っていましたし、大学ではピアノ専攻なので、公表されていないだけで、本当は出場していると思いますが、成績についての情報もありません。
TEPPRN(テッペン)で2冠
TEPPEN2連覇とったどーー!!!!!✨✨✨✨✨✨✨✨✌️#TEPPEN#ハラミちゃん pic.twitter.com/aeDoMDpvO1
— ハラミちゃん@1/4武道館ワンマンLIVE (@harami_piano) January 30, 2021
ハラミちゃんを一躍有名にしたのは、2020年9月に放送された、芸能界特技王決定戦 TEPPEN(フジテレビ系)のピアノ対決です。
2020年秋と2021年の2回連続で優勝し、名前と実力が世間に認知される機会となりました。
1回目:2020年秋
ルール
ゲームステージ:30曲の中から2曲選択、1曲50点で1回ミスがあると3点減点される
フリーステージ:表現力、正確性、リズム、難易度、音色の5つで評価、各100点で500点満点
2020年秋の主な出場者
杉浦みずき:2017年優勝者
松井咲子:前回の優勝者で優勝歴5回 (2012年、2014年、2017年、2019年、2020年)
ハラミちゃんは見事優勝し、TEPPENを取ることができました。
杉浦みずきさんと松井咲子さんが同点2位でしたが、ハラミちゃんは20点以上も差をつけて断トツ一位を獲得しました。
2回目:2021年1月
ルール
ゲームステージ:平成・令和のヒット曲から2曲選択、1曲25点で1回ミスがあると1点減点される。
フリーステージ:表現力、正確性、リズム、難易度、音色の5つで評価、各100点で500点満点
2021年1月の主な出場者
伊藤詩乃:この大会の翌回 2021年秋の優勝者
こまつ:2016年優勝者
松井咲子(元AKB48) :優勝歴5回 (2012年、2014年、2017年、2019年、2020年)
森保まどか(HKT48): 2015年優勝者
山口めろん :2018年優勝者
歴代の優勝者だらけのこの大会でもハラミちゃんは見事優勝し、2冠を達成しました。
この時の2位は伊藤誌乃さんでしたが、10点近く差をつけて圧勝でした。
出演者の経歴
松井咲子:絶対音感があり、ピアノ関連のコンクールや大会に多数出場し入賞歴あり、ピティナピアノコンペティションD級本選で優秀賞を受賞。
杉浦みずき:4歳からピアノを始め、2011年にプロピアニストの登竜門と言われるピティナ・ピアノコンベンションで優秀賞を受賞、第4回バッハコンクール全国大会・高校生(A)にて銅賞を受賞した。
こまつ:耳コピの鬼、ほぼ独学。
森保まどか:第14回PIARAピアノコンクール全国大会 ジュニアC部門でアポロ奨励賞受賞、第1回ヨーロッパ国際ピアノコンクール・イン・ジャパン全国大会自由曲部門中学生の部で9位入賞
山口めろん:絶対音感、ヤマハヤングピアノコンテスト金賞、日本大学芸術学部 音楽学科ピアノコース卒業
ハラミちゃんの情報はほぼありませんが、これらの経歴の方を押させて、2回も優勝されたのですから、ハラミチャンの実力は相当上級だと思います。
耳コピの実力とは
ストリートピアノの会場でも、即興ライブの時にも、リクエストを受けて、スマホで曲を聴いて、数秒で音を合わせて弾き始めます。
YouTubeでは1分チャレンジという企画があり、知らない曲のサビの部分を30秒ほど聞いて、すぐに演奏し1分以内に終了することにチャレンジしています。
素人からすると記憶に残すだけでも無理な短時間で、一瞬でアレンジもして曲が弾けちゃうのですから驚きです。
まとめ
香美さん✨✨
うぅ…泣いてしまった…香美さんのようにハラミも
いつまでも音を楽しみ続けたい!!!音楽って楽しいよって全世界に伝えたい✨#金スマ#広瀬香美さん#ハラミちゃん pic.twitter.com/RGB6PmOvR1
— ハラミちゃん@1/4武道館ワンマンLIVE (@harami_piano) October 30, 2020
ハラミちゃんのストリートピアノのレベルは上級?経歴や受賞歴を紹介しました。
ハラミちゃんはピアノコンクールなどの受賞歴はわかりませんでしたが、テレビ番組のTEPPENで、2回連続で優勝しています。
弾き方が雑でミスタッチが多いとの低評価もありましたが、TEPPENでは一度もミスはなく減点されていません。
戦った相手も相当レベルの高い方達ですから、ハラミちゃんの実力は相当上級だといえます。
現在では、ストリートピアノの動画投稿だけではなく、CDも発売し、紅白歌合戦にも出場し、武道館でも単独Liveを行う事になりました。
クラシックはハードルが高いと思われがちですが、ハラミちゃんのピアノなら是非聞きたいという方も多いと思います。
人気と実力を兼ね備えたハラミちゃんのピアノで、優しい気持ちと元気をもらって、ハッピーに過ごせるといいですね。

