毎年1月2日と3日に行われる箱根駅伝ですが、出場校を見ると関東の大学ばかりです。
日本中が注目している箱根駅伝にもかかわらず、関西の大学だけではなく、北海道東北も、東海も九州も全く出場していません。
学生選抜も関東学生連合となっています。
箱根駅伝に関西の大学は出ないのはなぜでしょうか?
2023年は99回大会ですが、来年2024年は100回大会となり、箱根駅伝の全国化により関西の大学も出場できるらしいという噂がありますが本当でしょうか?
箱根駅伝に関西の大学は出ないのはなぜ?来年全国化で出場できるという噂を検証と題してお届けします。
目次
箱根駅伝に関西の大学は出ないのはなぜ?
【✨第99回 #箱根駅伝『往路』🏃♂️ 】
本日あさ7時~日本テレビ系で生中継📡⏰このあと7時50分頃より
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— 箱根駅伝番組公式 (@hakone_ntv) January 1, 2023
箱根駅伝は関東の大学だけなので、箱根駅伝はなぜ関東だけ?関西の大学は弱くて出場できないの?と思っていました。
関西の大学は箱根のような山登りが不得意なの?などと、疑問がありました。
箱根駅伝の出場校
箱根駅伝の出場校は、昨年の箱根駅伝の上位10位まででシード権を獲得した10校と、予選会の成績で上位10校、それに関東学生連合が加わり21校が出場します。
2023年の出場校
昨年の箱根駅伝のシード権獲得の10校
青山学院大学、順天堂大学、駒澤大学、東洋大学、東京国際大学、中央大学、創価大学、國學院大學、帝京大学、法政大学、
予選会の上位10校
大東文化大学、明治大学、城西大学、早稲田大学、日本体育大学、立教大学、山梨学院大学、専修大学、東海大学、国士舘大学
それに関東学生連合を加えた21校になっています。
すべて関東の大学だけです。
予選会は2022年10月15日に行われましたが、出場した大学は43校で、すべて関東の大学でした。
箱根駅伝はなぜ関東の大学だけ?
箱根駅伝は、1987年からテレビ放送がされていて、その人気ぶりは、お正月の一代行事の1つであり風物詩にもなっています。
箱根駅伝は最も有名な駅伝の全国大会だと思っていましたが、実は違うことがわかりました。
箱根駅伝は関東学生陸上競技連盟(関東学連)の主催の大会で、箱根駅伝は関東学連が主催する地方大会という位置づけになっています。
箱根駅伝で10位以内に入ると、全国大会に出場できるシード権をもらえると言う大会です。
全国大会である「出雲駅伝」の関東代表として出場できる権利をもらえます。
箱根駅伝が、全国大会の関東代表を決める予選会だったとは驚きの事実です。
もちろん翌年の箱根駅伝にも予選会なしに出場できる権利をもらえます。
箱根駅伝に関西の大学が出ない理由は?
箱根駅伝に関西の大学が出場しない理由は、あくまで関東学連が主催する、「出雲駅伝」の出場のための、関東の大学の予選会だからでした。
箱根駅伝を大学の全国大会だと思って観ている方がたくさんいると思います。
私もその1人で、関西の大学が出ていないのを不思議に思っていました。
箱根駅伝はこれだけ人気なので、関西の優勝校やその他の地区の優勝校を招待するなどして、他の地区の学生にもチャンスが与えられるといいですね。
駅伝の有力選手が関東の大学に集中してしまうのも仕方ないでしょうか。
箱根駅伝の視聴率からみる関心度
関東の大会ですから、箱根駅伝の関東の視聴率は30%を超えて、とても注目していることがわかります。
関西の視聴率は15-20%と言われており、やはり地元関西の大学が出ないので、関心が低めで、関西では吉本のお笑い番組の方が人気なのかもしれません。
駅伝全国大会はどの大会?
駅伝の全国大会は「全日本大学駅伝」で愛知県で開催され、インカレに相当する大会です。
2022年の優勝校は駒澤大学でした。
この大会は8区間で距離が106.8キロです。
全国を8ブロック(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、九州)に分けて予選会を行い、昨年のシード校を合わせて27校が出場します。
もう一つの全国大会は「出雲駅伝」で出雲市で開催されます。
2022年の優勝校は駒澤大学でした。
この大会は6区間で、45.1キロで距離が短いです。
箱根駅伝のシード関東の10校の他、東海、関西、中国四国、九州の各地区からの代表の21校が出場します。
「全日本大学駅伝」「出雲駅伝」「箱根駅伝」と3つの駅伝を合わせて「大学3大駅伝」と呼ばれています。
「箱根駅伝」は関西の大学は出ないので、3冠を取れるのは関東の大学のみということになります。
箱根駅伝が大人気となり、箱根を走りたいという学生が増えたことから、高校生の有力な選手が関東圏に集まっている傾向があります。
箱根駅伝に関西の大学が来年全国化で出場できるという噂を検証
おはようございます☀️
箱根駅伝復路
スタートから1.5kmほどの元箱根港
素敵な一日になりますように#富士山 pic.twitter.com/nSLRaqDEyR— sugi (@sugi211025) January 2, 2023
来年は100回大会となり、全国化の話も出始めました。
関西の大学が出ることができるのでしょうか?
箱根駅伝100回大会の全国化はなぜ?
箱根駅伝の予選会は、今まではもちろん関東の大学だけだったのですが、100回大会では全国化となり関東以外の大学が出場できることになりました。
青山学院の原監督らが働きかけを行っていたようです。
今後ずっとということではなく、とりあえず100回大会はそうすることにしたそうです。
これで関西の大学生にも、箱根駅伝に出場し、箱根の山を走るチャンスが巡ってきました。
喜んでいる関西の学生をはじめ、全国の学生がいると思います。
ただ喜んでばかりはいられない事情もありそうです。
箱根駅伝の予選会の出場資格は?
10月に箱根駅伝の予選会が行われます。
予選会はハーフマラソンで21.0975キロを走ります。
予選会への出場資格は、10000メートルで34分以内の記録を有する選手です。
各校で10名~12名の走者が出て、上位10名の記録の合計で、箱根駅伝の出場校が決まります。
関西の大学もこの予選会に出場することになりますが、かなりハードルが高いと言われています。
シード権をもらえなかった関東の大学にとっても、関西の大学や全国の大学も予選会に出場することで、熾烈な戦いとなりそうです。
関西の大学の箱根駅伝のハードルが高い理由は?
関西の大学は箱根駅伝に出場する以前に、箱根駅伝の予選会に出場するだけでもハードルが高いと言われています。
まず箱根駅伝に出ることを目標としている選手は、最初から関東の大学を選んで入学しているため、有力な選手は関東圏に集まっています。
そのため関東圏の大学は陸上部に入る人数が多く、選手層が厚く10000メートルで34分以内の選手を10名以上集めるのは問題ありません。
関西の大学では、陸上部の人数も少ない事が考えられ、予選会への出場資格である、10000メートルで34分以内の選手を10名以上集めるのが難しい大学も出てきそうです。
箱根駅伝の予選会では、10名から12名の選手が全員、ハーフマラソンの21.0975キロを走り、タイムを競うことになります。
関東の大学では、予選会のためにも日々ハーフマラソンの練習をしていますが、関西の大学にとっては、これまで目的が違ったのですから、練習内容が違うと思われます。
さらなる難関が、駅伝の全国大会と日程が近いということです。
関東の有力校は人数が多いので、それぞれに出場する選手を人選を選抜することができますが、関西の大学などは、人数的にもハードルが高いのです。
山登りの得意な選手を作り上げる必要があります。
今まで山登りのための練習はしていないと思うので、さらなるハードルの高さが待ち受けています。
まとめ
箱根駅伝復路で、駒澤大の花尾恭輔がエントリー変更で外れました。「スーパールーキー」佐藤圭汰も起用されませんでした。#箱根駅伝 #駒沢大学 #花尾くん
▽箱根駅伝の速報はこちらhttps://t.co/RRWeJo66kf pic.twitter.com/5PtAxvhmrf— 箱根駅伝速報(読売新聞) (@YOL_hakone) January 2, 2023
箱根駅伝に関西の大学は出ないのはなぜ?来年全国化で出場できるという噂を検証と題してお届けしてきました。
箱根駅伝に関西の大学は出ないのですが、とても不思議に思っていました。
箱根駅伝の10位以内の大学は、全国大会である出雲駅伝への出場資格を得るという関東の予選会でした。
大人気の箱根駅伝が全国大会ではないなんて…びっくりです。
来年の2024年は100回大会では全国化となり、関西の大学や他の地区の大学にも予選会に出場できることになったようです。
ただし箱根駅伝の予選会への出場はハードルが高いことがわかりました。
予選会を勝ち抜いて、関東以外の大学が何校出場するか、来年を楽しみにしたいと思います。